高知県須崎市浦の内。波静かな内湾に面したぽんかんの産地として知られています。
ぽんかんの特徴は、甘味が強く香りが高い事。皮はむきやすいのですが、少々種は大きめです。
インド、アッサム地方が原産のぽんかん、中国、台湾を経て明治中期に日本へ渡来、現在では高知の他、南九州でも広く栽培される甘味の強い庶民的な柑橘類です。世界の柑橘類はアッサム地方を原産とするものが多く世界中で交配を繰り返し、その地域の気候風土にあった固定種となり広く人々に活用されています。
日本情緒あふれる伝統の味、ぽんかん。
近年、日本には酸味が薄く高糖度で多汁の外来柑橘類や、交配種がその希少価値も伴って人気を得、中には非常に高価なものもあります。
高糖度、多汁の柑橘類の中でぽんかんは、古くより南日本に定着し女性、幼若年層を主体として非常に人気の高い和の香り漂う日本の蜜柑としての風格を保ち続けています。
守り続ける『昔懐かしいぽんかんの味』
生産者の強い思い入れ。
世界四大果実の中で、約3分の1を閉める柑橘、多種多様な世界の気候風土に順応した柑橘果実の中、ぽんかんも現代の人々の好みに合わせ改良がなされてきました。
安並さんの栽培するぽんかん。それには、彼女ならではの深い思い入れとこだわりがあります。
甘さだけを追及するのであれば、現在では他にも沢山の柑橘が流通しています。ぽんかんを食べる理由、ぽんかんでないと表現できない味、香り、そして時代とともに失われていく、現代の人々のぽんかんへの思い出。全てを実現する為に、安並さんは、現在主流となる低しょう系の濃厚な味を表現できるぽんかんは生産しません。
高しょう系のぽんかんにこだわり、ぽんかんならではの味と香りを守り続けてきたことこそが、45年前ご自身が浦の内の農家へ嫁ぎ、強くぽんかんの栽培を熱望し夢をかなえ、現在に至る安並ぽんかんの歴史となっています。安並ぽんかんには南国の香り、土佐の女性の優しくそして頑固な思い入れが沢山詰まっています。
和の情緒ただよう、特別なぽんかん。ぜひともお召し上がりいただきたい南国よりのとびっきり旬の逸品です。
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