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清水さばを育む豊かな海ときめ細かな人情


土佐清水市「観光と漁業の町」

清水さば(サバ)のふるさと、高知県土佐清水
高知のブランド鯖を全国の市場へ、土佐清水市の取り組み
土佐清水の鮮魚を当社へ手配してくださる、カネモリ水産。清水さばをはじめ、黒潮本流が接近する豊かな海の特徴ある高知の魚を抜群の鮮度で手配してくれます。

四季を通じ豊富な魚種と、とにかく漁場まで近い地の利を最大限生かした仕入れは単に水産会社としての鮮魚の販売にとどまらず、地域の漁師さん、漁協、同業者、土佐清水の料理店とともに、豊かな海を守り魚の価値を高めるための工夫にも余念がありません。

カネモリ水産の社長上原さんと知り合ったのは、三年前の地産地消のイベント、品質の良さを本店料理長がら紹介いただき、清水さば、うつぼといった土佐清水鮮魚の手配をお願いし始めました。

今回は、土佐清水が古くよりブランド化を手がけた貴重な資源、清水さばを高知県民として、又お客様に最新の情報を詳しくお知らせできるようにと船上取材を申し出たところ、カネモリ水産上原社長に快諾いただき、地域をあげての取り組みをご紹介いただきました。平成21年2月15日のレポートです。

魚の町、土佐清水。清水さばと地産地消、
日本料理への活用から、さばバーガーまで登場
土佐清水の豊かな水産資源、中でも高知県が古くよりブランド化に取り組んだのは清水さば。他にも資源量の多さを全国に誇るめじか(ソーダ鰹)など、道のいたる所にこの町を象徴する看板が目立ちます。

今回の取材、清水さばは年の内で最も美味い旬。産卵を控え栄養を体全体に蓄え丸々と太っています。前日、土佐清水入りした私は上原社長と早速打ち合わせを兼ねて地元の料理店へ、さすがに鮮魚の町とあって自慢の鮮度抜群の魚を振舞っていただきました。料理メニューの目を 引くのは、やはり旬の清水さばの文字。地元料理店おススメの逸品、地元ならではの鮮度と旬の旨みを堪能しながら明日の打ち合わせをしました。しかし打ち合わせは、冒頭の一言で唖然、なんと『出船時刻はAM1:00』漁は明るい中か、早朝と思っていたので!!。その後の打のち合わせでは自分自身をリセットできず急に言葉が出なくなってしましました。(地元料理を画像で紹介いたします)

町では、この地ならではの珍しいものを発見しました。パン屋さんの、清水さばバーガー。昼食に最後の一個をわけていただいて食べてみましたが、某有名ハンバーガーのビッグ○ック張りのボリュームでありながら、押し付けても余分なたれが滴ることも無い食べやすさ、そして物珍しさも伴っての、甘酢あんかけされた清水さばの南蛮の新鮮な美味しさでついつい全部平らげた後、写真をとっておけばよかったと後悔しました。

後日、地元新聞に清水さばバーガーの記事が掲載されていましたので紹介します。
商品名は正確には、さばぁーがーとひらがなで書くようです。私が14日に頂いたさばぁーがー、実は発売前の試作品?準備万端、包装もしっかりしておりプライスカードもついていましたが…。
でも、商品としての独創性、お味は最高のできばえ、高知のみずみずしい葉野菜に包んで都会で販売できれば健康志向も伴って間違いなくヒット商品になります。

地産地消編
地どれの鮮魚の刺身
地どれの鮮魚の刺身
(清水鯖・鰹・鯛・あおりいか)
生うつぼの唐揚げ
生うつぼの唐揚げ
皮はパリッと、身はジューシー
清水焼さば寿司
清水焼さば寿司
清水さばの肉厚は圧巻
脂も良くのっています
清水さばのにぎり
清水さばのにぎり
清水さばは醤油漬けにしています
清水のさばぁーがー
清水のさばぁーがー

豊かな海の資源を守る、伝統漁法の伝承。
明るく気さくな漁師の三木さん親子
いざ、出船。AM1:00。防寒着、長靴、救命胴衣装着の上、伝統の清水さば漁へのスタート。期待に胸と、昨晩いただいた夕食で腹を膨らませ意気揚々、この季節いつもよりは穏やかであろう土佐清水港を出船。前日は春一番が吹き荒れこの日も深夜というのに気温は14度ありました。

清水さば漁をご紹介してくださるのは三栄丸の三木漁師さん親子。お父さんは年齢不詳(とにかくお若いです)で息子さんは25歳と人に聞きました。 漁師さんからの質問は、『船酔いをするかしないか』それだけ。私からは、午前中の市場を見たかったこともあり、上がり時間(帰高時間)・漁や仕掛けの簡単な説明をいただきました。
もちろん三木さんの愛妻、笑顔がお似合いの奥様もお弁当を持ってお見送りです。

AM2:40頃漁場へ到着。年間趣味の沖釣りや取材で50回程度は漁船に乗る私ですが土佐清水の海はとにかく全てがスペシャル。生まれて初めて船酔いして昨日いただいたばかりの地産池消の逸品料理の数々が地産海消になりました。もしも土佐清水で船に乗られる前には出来るだけ睡眠を取ってください。おおごとになります。

三木さんは、漁場に着くなり本日の好漁を予感、魚群探知機を見てそれを確信し漁の時合いを待ちながら、朝食を勧められましたがご丁重にお断りしました。親子で私を見ながら談笑。『今日は珍しい凪(穏やかな海)やねえ、風がびゅーいうて叫びやせん。』私には風のうなりがビュービュー聞こえ顔を切り裂きそうな勢いで吹いているようにしか思えません。 挙句の果てに息子さんからは『明日も来たらもっと面白いでー』とからかわれました。

酔った理由として、『夜は視線が遠くをみれないから、夜があけるとそうでもないのやけど』といっていただいた時には、かなりこのスペシャルな海域のリズムにもなれ普段に近い状態に戻っていました。

夜が明けるとさらにびっくり。はるかかなたに見える足摺岬の山の上にある灯台が波のうねりで船が頂点に立った時、眼下に見える錯覚になり、逆にうねりの谷に落ち込んだ時にはモーゼの十戒のシーンのように海が割れるような感じ。わたしは今まで、どればあ悪いことをしてきたのでしょうか。光景を思い浮かべてみてください。船に酔われる人はそれだけで気分が悪くなるはずです。絶叫マシンに連続8時間乗れて、さらに勇気があればそこでご飯が食べれる特別企画です。土佐清水の海は、まさにテーマパーク。

伝統の漁、清水さば縄漁はAM3:20頃から開始。今日は月が大きく、夜光性の高い清水さばは活性が上がり月夜の光で索餌行動を起こすため早い出船を選択したのですが、月の光をうす雲が遮っていた為、周りで漁をする同僚とも情報交換の上、仕掛けの投入時期を図っていたのです。


漁師親子の阿吽の呼吸と技術の伝承 
時合と見るや、船長はすばやく行動に移ります。投入する縄仕掛け(立縄漁)は55個、一般には1人で同じ作業をする漁師さんが多いため仕掛けの数は、僚船より若干多めの三栄丸。立縄の投入数は資源保護の為に厳守されています。漁を終え振り返ってみて気づいたのですが、親(船長)からの指示は、最初の縄の投入ポイントと頃合の決定のみ、後は計ったような心地よい流れに従い無言でも均等な労力、役割分担で漁は淡々と進んでいました。

縄には40からの針と一番下に太い針金上の錘が付いており、清水さばの餌はさんまの切り身、今日は海の状態を見て一般に清水さばよりも高い値段で取引されるハガツオを狙って所々に小型ムロアジを一匹掛け、結果としてこの熟練の感が大きく水揚げ高を変えました。

最初の仕掛け投入より30分後に全て(55本)の縄が投入終了。親父さんはそのうちの一つに船を進め縄を少し手繰って清水さばの反応(釣れ具合)を確認。結果は、初めての私でもこちらを見た笑顔ですぐ判りました。立縄の回収は浮子に船名と番号を印字しており間違いなく回収できるようなっていますが、サメに襲われ仕掛けを切られたり、悪天候で見失って回収できないこともあるようです。立縄回収で見せるよどみの無い親子の呼吸はすばらしい手際のよさで、そして何より様々な試練を越えて親子の信頼が仕事においても心より頼り、託されるとても幸福な関係に漁師という職業の普段は見ることの出来ない価値を身を持って伝えていただきました。

伝統の漁は、その資源量を減らす乱獲には歩まず、自然から賜った付加価値を高める努力をしています。鮮度を保つために船上ではシークーラーという設備を駆使していました。 それは、海水7淡水3の割合の水に1〜3℃の温度で船上水槽に魚を保管、仮死状態で魚の鮮度を保ちやがて硬直へと至らす新技術。翌日三木さんのご好意により収穫された魚が宅急便で送られてきましたが、鮮度が長く保たれており抜群の鮮度保持システムでした。

ひとしきり漁を見、三木さんも気をつかわれたのか『船室でねよ(寝酔)ったら』と声をかけられ、疲労から遠慮なく爆睡しました。あたりが明るくなったので時計を見るとAM 7:00.外へでると『やっと後、10本になった(回収する立縄の数)』と言われ笑顔で言葉をかけていただいた強靭な体力と、豊かな海への変わりない感謝の気持ちに心打たれました。

AM8:30頃漁場を離れ帰港。帰りは1時間程で到着しました。 漁場へ向かう時間と帰る時間が極端に異なるのは、環境への配慮と経費の節約。帰りは漁獲した鮮度を保ち、せりの時間に間に合わせるためスピードを上げより燃料を炊いて帰高します。 今日の漁果は、釣り清水さば100kg超、ハガツオ3〜4kg11匹でした。
清水さば立縄漁編
清水さば立縄
AM1:00 出船を待つ三栄丸
港内は波静か

清水さば立縄清水さば立縄漁の浮子と
ムロアジ(ハガツオの餌)
55個の仕掛けを付け投入します
清水さば立縄
AM3:00 漁場に到着
精神を集中し投入時間を待つ三木船長
清水さば立縄
AM3:30
手際良く仕掛けを投入する船長
清水さば立縄
AM4:00 立縄を半分投入した
所で息子さんにバトンタッチ
投入する立縄も残り僅か
清水さば立縄
投入した立縄の様子を見る
清水さばは食っているのか?
清水さば立縄
AM4:00すぎ 最初に投入した立縄から
順番に引き上げます
清水さば立縄
丸々と肥った清水さば
脂がのりきって美味!!
清水さば立縄
AM7:00 土佐清水の日の出
海で見る日の出はいつも感動
清水さば立縄
強靭な体力
夜が明けても漁は続きます
清水さば立縄
続々と引き上げられる清水さば
清水さば立縄
釣り上げられたばかりの
魚の色彩にもまた感動
清水さば立縄
清水さば立縄
鮮度を落とさず、手際良く作業は進む
清水さば立縄
人が素手で触るとデリケートな魚は
火傷の様なダメージを受けます
清水さば立縄
手袋は手を守るだけでなく
魚の鮮度も守ります
清水さば立縄
シークーラーで清水サバの鮮度を保つ
水温は1℃
清水さば立縄
清水さばを入れた
シークーラーの温度計
清水さば立縄
清水さば立縄
笑顔で出迎えの家族の皆様。当たり前の事とはいえ
無事で清水さば漁を終えた安堵が顔にでます
清水さば立縄 清水さば立縄
清水さばの大漁です
大漁は疲労も軽減、日々研究の成果が笑顔に現れる輝きの一瞬
清水さば立縄
伝統漁法の継承はすでに始まっています
魚に触れてのお勉強
清水さば立縄
お孫さんを抱いて港を一周する船長

清水さばのブランドを守る特別な取り組み
帰港を迎えるのは、漁船と同じ数のご家族の笑顔の出迎え。奥様も一緒に水揚げを手伝い速やかなせりへと誘います。お孫さんを抱いて船に乗せ、港内を船で一周する三木さんの姿は常に後継者育成に尽力する、豊かな海、豊かな資源を守る誇りある漁師の姿です。

せりは、私が普段見て来た光景とは全くシステムが異なります。水揚げされる鮮魚は全て種類別、サイズ別、漁法別に分類されるのは同じですが、分類後は漁師別でなく一律な価格で入札されます。通常は、商品への個人の管理意識と技術が同品種であっても大きく品質を分ける生鮮品の中にあって、特別な取り決めと互いの信頼がないとできないシステムでブランドへの責任を全員が担う強い決意の表れを感じました。


漁師の皆様の努力を伝えたい。
土佐清水ならではのブランド鮮魚を全国へ、
当日はいつもより豊漁でした。旬を向かえた清水さばの浜値段は、250円/kgほど・ハガツオは1,200円/kgほどてあったと思います。それに対し経費は燃料代10,000円を軽く超え、サメの襲撃を受け失って修復する漁具(立縄)も15縄ほどありました。餌代を含め本日の経費はいくらになるのか、最新の設備を持った高速船の維持費は…。港町の人々の暖かい人情に触れさせていただきふと考えてみました。方向は今以上にブランド力を高めその違いを価値としてお客様に認識していただくしかないのです。

鮮魚として、土佐清水漁港に当日水揚げされていた鮮魚を改めてご紹介します。釣り漁と定置網漁といった古来よりの環境にやさしい伝統漁法で穫られた、黒潮のこだわり天然魚揃い。しかも、漁場は手に届くくらいのすぐ近く、鮮度と品質は抜群です。業務用等ご用途があれば、ご連絡ください。流通を含め、担当の方をお調べしてご紹介いたします。高知県土佐清水市の特別な鮮魚、旬の逸品は価値のある食材です 。


土佐清水、伝統漁法と漁獲対象魚。
立縄漁
清水さば・マサバ・オアカムロ・ムロアジ・ハガツオ・メダイ・ハチビキ・チカメキントキ・マダイ・レンコダイ・時々クエも釣れます。

曳縄漁(ケンケン)

マグロ(クロマグロ・キハダ・メバチ・ビンナガ)・カツオ・スマカツオ・ソウダカツオ・シイラ

延縄漁

キンメ」ダイ・クロムツ・アカムツ・クエ・マハタ・ヤイトハタ・アカハタ・カサゴ・アマダイ

大敷網(貝ノ川定置網)
マダイ・イシダイ・サワラ・ソーダカツオ・ブリ・カンパチ・ヒラマサ・イサキ・スズキ・トビウオ・イワシ(マイワシ・カタクチイワシ・ウルメイワシ・キビナゴ)・スルメイカ・アオリイカ・モンゴウイカ・ケンサキイカ

定置網
大敷網漁法の仕組み
土佐清水の鮮魚編
土佐清水港
清水さば立縄漁を終え寄港する漁船
市場は清水さば一色に染まる
土佐清水港大きさ別にいけすに入れられる清水さば
清水さば立縄
活清水さばの円型水槽
伊勢エビ
伊勢エビ 1匹800g位
キハタマグロ
キハタマグロ 7kg
レンコ鯛
レンコ鯛 500〜800g
ハカツオ
ハカツオ 3〜4kg
ヨコ(小型の本マグロ)とシイラ
ヨコ(小型の本マグロ)8kgと
シイラ 6kg
マサバ
マサバ
清水さばとは種類が異なります
イサキ
イサキ 特大700g
ヒラスズキ
ヒラスズキ 3kg
マダイ
マダイ 2〜3kg
ブリ
ブリ 7〜10kg
清水さば立縄
カンパチ 6kg
清水さば立縄
アジ 500g
10kgを軽く超える鰹
10kgを軽く超える鰹
石鯛(コウロウ)
石鯛(コウロウ)1.5〜2kg
クエ
クエ 10〜30kg

真の魚の状態を自分なりの方法で確かめる  
取材した魚は、仕入れ担当者の責任において私自らが調理します。生鮮品は食材そのものの、いとなみがもっとも身近に感じられ更に栄養価の高いもの、それを受け継ぐものの責任があります。

元々営業職ですが、板前さんに目利きをお願いするだけでなく実際自分でさわり、捌き、調理、食べてみます。年間2000匹以上の魚をさばき、流通センター全員で食べ意見交換をする。そうした取り組みを長く続け、板前の専門目線だけでなくお客様と同じ目線で商品の評価を行い同時に司ならではの商品知識を、オペレータさん全てに養わせる取り組みを行っています。
皆様もわからないことはお気軽にお問い合わせくださいませ。
畠中 土佐清水市・清水さば
取材者

土佐料理司ギフトセンター
畠中

 いただいた魚を自ら調理編
清水さば
送っていただいた清水さば
丸々としています
清水さば 鮮度は抜群、脂が乗っています
清水さば
清水さばの刺身を作る
ハガツオの刺身を作る
ハガツオの刺身を作る
清水さばのタタキ
清水さばのタタキを作る
清水さば、ハガツオを盛りつける
清水さばの刺身を作る

番外編:清水さば棒寿司
番外編:清水さば棒寿司

 

ハランボ
土佐清水産の高知県伝統料理、くわしくはこちら
清水さばのたたき
商品説明清水さばのタタキ
(180g)
1,200 かごに入れる
発送時温度:
冷凍
こうろうたたき
商品説明こうろうたたき
(200g以上)
2,700 かごに入れる
発送時温度:
冷凍
ウツボたたき
商品説明ウツボのたたき(200g)
2,100 かごに入れる
発送時温度:
冷凍
ウツボ唐揚げ
商品説明唐揚げ用うつぼ
(生・250g)
1,200 かごに入れる
発送時温度:
冷凍


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