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お歳暮ののしはどうする?水引や書き方のマナー

2023.10.26

お歳暮を贈る際にはマナーにも気を付けたいもの。
その一つが、のしです。
購入したお店でふさわしいものを用意してもらうことができますが、贈り物のマナーとして覚えておきたいですね。
ここでは、お歳暮ののしについて見ておきます。

お歳暮にふさわしいのし紙は?

のし紙とは、のしと水引がプリントされた掛け紙のことを言います。
「のし」は掛け紙の右上に付いた飾りのことで、元々はアワビを干して薄く熨した「熨し鮑」が由来となっています。
アワビは古くから長寿の象徴として神事の際の供え物に欠かせないものでした。
また、仏事には生臭物が禁じられるようになったため、仏事ではない贈答品であることを示すために生臭物の象徴としてのしを付けるようになったと言います。
お歳暮をはじめとする仏事以外の贈答品にはのしを付けますが、本来生ものを贈る際にはのしは必要ないことになります。
しかし最近では贈り物が生ものであっても関係なくのしを付けることが多いようです。

一方水引とは、贈り物にかける飾り紐のことですが、現在ではのし紙にプリントされていることがほとんどです。
お歳暮には一般的なお祝い事の際に用いられる紅白の水引を用います。
結び方は、何度繰り返してもよいという意味の蝶結びにします。

ただし、贈る側や贈られる側が喪中の場合には、お祝い事という印象にならないよう、白無地の奉書紙や無地の短冊を使ったほうがよいとされています。

お歳暮ののし紙の書き方

お歳暮ののし紙は、上段に「御歳暮」、下段にはやや小さめに贈る側の名前を書きます。
連名の場合には右から順に氏名を書きますが、3名以上になる場合には代表者の氏名の横に「他一同」と書き、中包みに全員の名前を記すようにしましょう。
会社名を入れる場合は名前の右隣に小さく書き添えます。
お歳暮の時期を過ぎてしまった場合、松の内までは「御年賀」、それを過ぎたら「寒中御見舞」(目上の方に対しては「寒中御伺」)と書いて贈りましょう。
通常お歳暮は継続して贈ることを前提としていますので、今年特にお世話になった方へ贈り物をしたいという場合には、「御礼」として贈る方法もあります。

「外のし」と「内のし」

お歳暮などの贈答品にのし紙を掛ける際には、外のしと内のしという2つの掛け方があります。
外のしは包装紙の上からのし紙を掛ける方法で、贈り物の目的がひと目でわかることから、お祝い事などに用いられます。
一方内のしはのし紙を掛けてから包装紙で包む方法で、控えめに贈りたい場合によいとされています。
また、手渡しする場合には外のし・配送する場合には内のし、関東では外のし・関西では内のしが一般的だと言われることもあります。