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お歳暮は誰に贈る? 贈る相手

2023.10.24

お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝える贈り物として定着しているお歳暮ですが、実際のところ誰に贈ったらいいの?と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
お歳暮は誰に贈らなければならないという決まりはありません。
自分が感謝の気持ちを伝えたいと思う相手に贈ればよいのです。
とは言え、贈るのにふさわしい相手や贈り方のマナーにも気を付けておく必要があります。
ここでは、お歳暮を贈る相手と贈り方を見ていきます。

<両親、義両親>

お歳暮は元々、正月に祖霊をお迎えするのに必要なお供え物を、本家や嫁の実家に贈っていたのが始まりだったと言われています。
今ではお世話になった方への贈り物として定着しているお歳暮ですが、元々の意味と感謝の意味との両方を込めて、両親や義両親にお歳暮を贈りませんか。
特に離れて暮らす両親、義両親には、日頃なかなか伝えられない思いを贈り物に込めたいですね。
お歳暮は本来20日頃までに贈るのがマナーですが、お正月用の生鮮食品などを贈る場合には、都合を確認した上で、年末ぎりぎりに届くよう手配することもあります。

<仲人>

今では結婚の際に仲人を立てることも少なくなりましたが、昔は仲人にお歳暮を贈るのが一般的でした。
仲人ではなくても、結婚に際してお世話になった方にお歳暮を贈るのもよいと思います。
お付き合いの関係にもよりますが、結婚後3年はお歳暮を贈るのが望ましいとされています。

<上司>

日頃お世話になっている上司にお歳暮を贈りたいという方も多いと思います。
目上の方に対するものですから、失礼にならないよう、贈る時期や贈り方には気を付けたいですね。
ただし会社によってはお歳暮のやり取りを禁止しているところもありますので、心配な場合には周りの人に確認してみましょう。
退職された元上司にお歳暮を贈ることもあります。

<取引先>

江戸時代、商人たちが取引先にお歳暮を持って挨拶まわりをしたように、現在でも取引先の企業などにお歳暮を贈ることがあります。
部署や会社全体に贈る場合には、皆で分けられるような品やオフィスで使える品を選ぶのがおすすめです。
ただしこちらもコンプライアンス上の問題からお歳暮のやり取りを禁止する企業が出てきています。
あらかじめきちんと確認した上で手配するようにしましょう。

<お稽古ごとの先生>

自分や子供のお稽古ごとの先生にお歳暮を贈るべきか悩むという方も多いのではないでしょうか。
お稽古ごとの先生に対しては元々、お中元とお歳暮の時期にボーナスとして月謝一ヶ月分程度の現金や商品券を渡すという風習があったそうです。
現在でもこれが受け継がれているところもありますし、同程度のお菓子などを贈るという人もいます。
一方、月謝以外の贈り物を不要としている習い事もあります。
ほかの生徒さんとの関係もありますので、あらかじめ周りの人に確認してみる、先生と2人きりのときに渡すといった配慮も必要です。

<友達、同僚>

最近では、新しい形として、遠くにいてなかなか会えない友人や、親しくしているママ友、同僚などへのカジュアルなお歳暮が定着してきているそうです。
「いつもありがとう」「来年もよろしくね」の思いを込めて、贈り物をやり取りするのも素敵ですね。
あまり堅苦しいマナーにとらわれず、相手の喜びそうなアイテムや、人とはちょっと違う個性派ギフトを探してみるのもよさそうです。


お歳暮を贈る相手と注意点

お歳暮というのは、これからもよいお付き合いをお願いしたいという意味を込めて、ある程度の期間贈り続けるというのが前提です。
今年だけ贈って来年からは贈らないということは通常しません。
もし今年特にお世話になった方に感謝の気持ちを伝えたいという場合には、「御歳暮」ではなく「御礼」として贈りましょう。
また、義実家やお稽古ごとの先生など、新たにお付き合いが始まった方に対しては、これからもお歳暮を贈り続けられるかどうかということも考えて贈ったほうが安心です。