2024.08.19
お中元を贈る時期は?遅れたらどうする?
お中元を贈る際には、マナーにも気を付けたいもの。
その一つが、お中元を贈る時期。
せっかくギフト選びにこだわっても、贈る時期を間違えてしまっては残念ですよね。
では、お中元はいつからいつまでに贈るのが正しいのでしょうか?
贈る時期を逃してしまったら、どうすればよいのでしょうか?
お中元を贈るのにふさわしい時期について見てみましょう。
お中元は元々、古来中国の道教における年中行事・三元のうちの一つ「中元」に由来しています。
中元とは、旧暦の7月15日、この日に生まれたとされる神様を祀るというものでした。
これが仏教の盂蘭盆会と融合し、日本では祖霊のためのお供え物、さらには日頃お世話になっている方への贈り物として発展していったのです。
その後明治時代の改暦によって、お中元の時期を新暦の7月15日とする地域と、月遅れの8月15日とする地域とに分かれました。
大まかに分けると、関東地方は7月初旬から15日まで、関西地方は7月中旬から8月15日までとなっています。
近年では、お中元を配送する方も増えたことから贈る時期は年々早くなっており、6月下旬頃から贈り始める方もいるようです。
デパートやインターネット通販では、混雑緩和のために5月末頃~6月にはお中元ギフトが並び、早期割引などの特典も設けられています。
7月に入ると人気の商品が売り切れたり、到着が間に合わなくなってしまったりする可能性もありますので、早い時期からお中元ギフト選びをしておくのもよいかもしれません。
ただし先にも述べたようにお中元を贈る時期は地方によっても異なります。
8月にお中元を贈るのが一般的な地域では、6月にお中元を贈ってしまうと「早い」という印象を与えてしまうこともありますので、注意しましょう。
お中元を贈る時期を逃してしまった…
思いがけない方からお中元をいただいてお返しをしたいけど間に合わない…
そんな場合には、暑中見舞いや残暑見舞いとして贈り物をするという方法もあります。
立秋(8月7日頃)までは「暑中御見舞」、それ以降(8月末くらいまで)は「残暑御見舞」として贈りましょう。
目上の方へ贈る場合には、表書きを「暑中御伺い」「残暑御伺い」とします。