創業百年「土佐料理」発祥の店 司

 
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お中元とは?その由来

2021.06.27

お中元とは?その由来
お世話になっている方への夏のご挨拶、お中元。
冬のお歳暮と共にすっかり定着し、ギフト選びを楽しんでいる方も多いですよね。

でも、そもそもお中元って何なのでしょうか?
その由来は?
お中元の始まりについて見てみましょう。

お中元の由来は中国の「三元」

お中元の由来は中国の「三元」
お中元は、古代中国の道教における年中行事「三元」が由来となっています。
上元・中元・下元のそれぞれの日に生まれたとされる神様を祀り、祝うのが三元の行事でした。

上元…旧暦1月15日、天官(福を与える神様)を祀る
中元…旧暦7月15日、地官(罪を赦す神様)を祀る
下元…旧暦10月15日、水官(厄を祓う神様)を祀る

中元は元々贖罪の日として祝われていましたが、これがちょうど同じ時期に行われていた仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と習合。
日本では、祖先供養の行事として定着していきます。
祖霊の冥福を祈り、親戚や近所の人々でお供え物を持ち寄る「盆礼」と、中国の中元が結びついたことから、お盆に贈り物のやり取りをするという風習が生まれたと言われています。
ちなみに今でもお中元を「盆礼」や「盆供」として贈る地方もあるようです。

お中元が感謝の気持ちを表す行事へ

このような中元の行事は元々上流階級の間で行われていましたが、江戸時代になると、一般市民の間にも浸透していきました。
祖霊へのお供え物のほかに、商人が一年の上半期の区切りとして得意先などお世話になった人へ贈り物を贈るようになったそうです。
このときの贈り物が「中元」と呼ばれるようになりました。
(ちょうどこの頃から、本来はお正月のお供え物であったお歳暮も、お世話になった方への暮れのご挨拶として発展していきます。)
明治時代には贈答品としてのお中元がさらに本格化し、デパートでのお中元セールも行われるようになったと言います。

人気のお中元ギフトも、時代と共に変化しています。
戦後まもなくは、缶詰や洋酒など、比較的存在感のあるギフトが人気を集めていました。
しかし現代では、“量より質”といった考え方からギフト選びをしている方も多いよう。
インターネットショッピングの普及や流通の拡大により、産地直送品や有名料理店の味覚など、個性豊かなお中元ギフトが贈られるようになっています。