2024.08.27
お歳暮は、一年間の感謝の気持ちを伝える贈り物。
そんなお歳暮、贈るのにふさわしい時期はいつなのでしょうか?
何かと忙しい年末ですが、相手の方に失礼にならないよう、適した時期にきちんと贈りたいですよね。
ここでは、お歳暮の時期について改めて見ておきます。
お歳暮は元々、正月に祖先の霊をお迎えするため、必要なお供え物を本家や嫁の実家に贈るとうものでした。
そのため「正月事始め」と言われる12月13日から20日頃までに贈るのが一般的でした。
正月事始めと言えばほかにも、門松にする松やおせち料理の調理に使う薪などを山へ採りに行ったり、一年の汚れを落とす煤払いが行われたり、まさに正月のための準備を始める日であり、現在でもその風習が受け継がれているところもあります。
現在でもこの時期に贈るのが基本ですが、デパートなどでは混雑緩和のために11月頃からお歳暮商戦に力が入れられるようになっており、贈る時期も年々早くなっています。
また地方によっても違いがあり、関東では12月初旬から20日頃まで、関西地方では12月13日から20日頃までに贈るとよいとされています。
年末の慌ただしい時期にならないよう、通常は20日頃、遅くても25日頃までには贈るのがマナーですが、お正月用の生鮮食品を贈る場合には、先様のご都合を確認した上で31日までにお届けするようにしましょう。
仕事の都合などでお歳暮を贈る時期を逃してしまった、また思いがけない方からお歳暮をいただきお礼が間に合わなかったという場合にはどうしたらよいのでしょうか。
元日から7日までの松の内の期間(関西では15日まで)は、「御年賀」として贈るという方法があります。
御年賀は訪問して手渡しするのが基本であり、宅配便を使うことはマナー違反となりますので注意してください。
その時期も過ぎてしまった場合、「寒中御見舞」として2月4日頃の立春頃までに届くように手配しましょう。
(目上の方に贈る場合には表書きを「寒中御伺」とします。)
また、贈る側もしくは贈られる側に不幸があり、お歳暮の時期に四十九日が済んでいない場合には、寒中見舞いとして改めて贈ったほうが丁寧です。
4,860 円【送料・税込】
4,200 円【送料・税込】